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風を友にして

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2008年 01月 22日

明治村を走る京都の市電

先日明治村を訪れ住民登録をしてきた。
住民登録(有料)をすれば一年間何時でも自由に入村できるというわけだ。


最初に目にとまったのが明治43年ごろに製造され京都電気鉄道で走っていた車両で
明治村に譲り受け現在も客を乗せて園内を走行している市電であった。


幾つになってもまるで気持ちは子供と一緒で20分間隔で通るこの市電を
何度も見物するために大半の時間を費やしてしまった。
写真を撮るより車両を見て廻ったり乗務員の話を聞いたり動くのをじっと観察したりで
この自分の様子を人が観察していたら愉快だったに違いない。

写真は毎度のことでまったくの報告写真になってしまった。



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住民登録を終わり
最初に遠くを走る電車を見てしまったのがことの始まりとなってしまった。


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平凡な走行風景だが良く手入れされた車両に驚いた。


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これは水平が狂っているのではなく下り勾配にかかるところ。


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停留所とその前にある食事屋さんからのガラス越しに。


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車掌さんとの語らいを楽しむ乗客


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子供の気持ちに戻ったような楽しい一日でした。


明治村を走る京都の市電_f0129465_14482818.jpg




ここからは明治村の資料から引用したものです。
興味のある方はご覧下さい。


1881年ドイツにおいて初めて電車の営業が開始されたが、わが国では市内電車として明治28年(1895)に開業した京都市電が最初である。

 京都では、琵琶湖からひかれる疏水の有効的な利用法として日本最初の水力発電がはじまり、明治24年に電力供給が開始された。さらに明治28年の第4回内国勧業博覧会の開催地が京都に決定したことも重なり、京都電気鉄道が設立され本格的にその敷設へ向けて動き出した。そして明治26年に電気鉄道敷設許可がおり、明治28年伏見線が開業した。
 開業後、急いで「電気鉄道取締規則」がつくられたが、電車には告知人が置かれることになりここに告知人すなわち「先走り」が誕生した。彼らは12歳から15歳までの少年で、通行人に危険な箇所があると運転台から飛び降りて電車の先を走り注意を促した。夜間には堤燈を持って走るなど重労働の上危険なため、明治37年に廃止された。
 開業後路線も拡張され街を行きかう人々に親しまれた京都電気鉄道の市電は、明治45年市営電車の敷設に伴い、大正7年全面的に市に買収された。
 京都に次いで市内電車が登場したのは名古屋で、明治31年のことであった。

 明治村の車両は明治43年から44年にかけて製造された大型の車両である。
 日本で初めて電車が走ったのは明治23年に東京上野で開催された第3回内国勧業博覧会会場内である。
 京都市電は明治28年現在の京都駅近くから伏見までの約6.4kmで開業し、次いで同年4月から岡崎公園で開催された第4回内国勧業博覧会の会場輸送の「足」として大いに利用された。

by sansenkiso | 2008-01-22 14:55 | 公園・施設


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